デントリペア
デントリペアとは?
ドアパンチなどにより車にできてしまったへこみ(エクボ)を、
専用工具を使い鈑金塗装無しで修復する技術をデントリペアといいます。
さまざまな長さや形のツールをわずかな隙間から滑り込ませて
へこみを裏から押し出して(揉みだして)修理していきます。
パテを盛ったり塗装したりしないので、「パテ痩せ」や「色味が変わってきた」ということもなく、
オリジナルの塗装のままきれいに修復することができるのがデントリペアの良いところ。
なので、お車の価値も下がらず査定にも響かないというメリットもあります。
施工価格も鈑金塗装のおよそ半分以下と低料金!
一度デントリペアを知ってしまうと病みつきになってしまうかもしれませんね。
ただ何度もお世話になる物でもないかもしれませんが(^^;)
裏から押せない時は表から引っ張ります!
デントリペアは基本的に専用工具で裏から押し出してへこみを直しますが、ツールの届かない場所、
どこからもツールアクセスのできない袋状の場所にもへこみができてしまう場合もあります。
その場合どうするのか?
「プーリング」という方法で直します!
写真のような道具を使ってへこみを表から引っ張り出します。
引っ張る→叩く→引っ張る→叩く・・を何度も繰り返して少しずつ直して行きます。
ただし塗装の状態(経年や再塗装など)や、傷の有無など、条件によっては施工できないこともあります。
引っ張った際に塗装が剥がれてしまったり、表面が変化してしまったりすることもあるからです。
施工前にしっかり状態を確認して、慎重に作業をしなければいけませんね。
プーリングキット
デントリペアのメリット
前項でも書きましたが、デントリペアでは鈑金塗装はしません。
なので、「お値段も控えめに」 ・ 「早く」 ・ 「オリジナル塗装を生かしてきれいに」 仕上げることができます。
●安い 鈑金塗装のおよそ半分以下の低料金。
●早い お車を預ける事なく短時間でリペア可能。平均1〜2時間程度。
大きさや状態にもよりますが、30分程で完了するケースもあります。
●きれい オリジナル塗装を活かした仕上がりなので、色あせや経年変化の心配がありません。
しかしデントリペアには限界もあり、へこみの大きさや状態によってはわずかながらひずみや衝撃点の痕跡が残る場合もあります。
そういった難しいケースの場合も、施工前にお客様に仕上がり予測や、デントリペアと鈑金塗装どちらが有効なのかなど、しっかり説明させていただき満足のいく仕上がりになるよう心がけています。
デントリペアでは施工ができない可能性のあるケース
次のような場合、リペア困難もしくはリペア不可という事もあります。
まずはプロショップの職人さんに相談してみましょう。きっと良い方法を提案してくれるはずです。
もちろん私にもご相談ください!
● ドアやボンネットの縁の部分で、鉄板が折り返しになっている部分。
● 以前にパテを入れたり、再塗装した部分。(塗装が割れたり、剥がれたりする恐れがあります。)
● 強い衝撃により歪が大きい場合や、極端に深いへこみ、鉄板が延びてしまっているようなケースでは
きれいに修復する事ができない可能性もあります。
● 塗装面に深い傷や割れ、大きなダメージがある場合。
● 鉄やアルミ以外の素材でできている部分はりペア不可です。(樹脂バンパーなど。)
電話やメールなどでは分からない部分もありますので、お客様の所へお伺いして実際に見せていただき、
施工可能かどうか判断させていただきます。お見積もりは無料です。